お知らせ

マンションに関わる注目の法案

第217回国会(常会)内閣提出予定法律案等件名·要旨調(令和 7.1.22 現在)にて、マンションに関わる注目の法案が3月上旬に成立する見通しです。

以下、3法です。

譲渡担保契約及び所有権留保契約に関する法律案(仮称) 金銭債務を担保するため、動産、債権その他の財産(不動産等を除く。)を担保の目的とすることを内容とする契約の利用状況に鑑み、譲渡担保契約(仮称)及び所有権留保契約(仮称)に関し、譲渡担保権者(仮称)及び留保売主等(仮称)の権利の内容、被担保債権の範囲、権利の順位等について定めるとともに、これらの権利の実行の方法等について定める。
譲渡担保契約及び所有権留保契約に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案(仮称) 譲渡担保契約及び所有権留保契約に関する法律(仮称)の施行に伴い、同法において定める譲渡担保権等の十分な公示を行うための動産及び債権の譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律の規定の整備その他関係法律の規定の整備等を行うとともに、所要の経過措置を定める。
老朽化マンション等の管理及び再生の円滑化等を図るための建物の区分所有等に関する法律等の一部を改正する法律案(仮称) 老朽化したマンションの増加等の社会経済情勢の変化に鑑み、マンションその他の区分所有建物の管理及び再生の円滑化等を図るため、区分所有建物の再生等の実施の円滑化、集会の決議要件の合理化、所有者不明専有部分管理命令(仮称)の制度の創設、敷地共有者等集会制度の対象範囲の拡大、マンション管理適正化支援法人 (仮称)の登録制度の創設等の措置を講ずる。


譲渡担保契約及び所有権留保契約に関する法律案(仮称)については、「正直不動産」第161直 共用部分損害賠償請求権(前編)、第162直 共用部分損害賠償請求権(後編)でクローズアップされた損賠賠償の請求権に関わる法律です。


老朽化マンション等の管理及び再生の円滑化等を図るための建物の区分所有等に関する法律等の一部を改正する法律案(仮称)では、MTSが活躍するための基盤が出来そうで期待しています。